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感想レポート・レビュー

2013年11月 1泊2日感想レポ―ト
　投稿：MS

経緯、きっかけ

もともと寝台列車の旅が好きで、「トワイライトエクスプレス」「北斗星」などほとんどの設備には乗りました。
そんな中、九州に豪華な寝台列車が走ると聞き、これも絶対に乗りたいと思いました。

そして説明会に参加したのちにJR九州の直売分に応募。抽選に外れたものの、運よくキャンセル待ち当選となりました。

当選から乗車までは1年間。
しかし、ツアーデスクの担当の方が定期的に電話や郵送などで情報や、手続きの案内をして下さり、
モチベーションは下がるどころかどんどん上がってゆき、気づけばあっという間に当日を迎えました。

印象に残ったこと・気づいたこと・エピソード

「おもてなし」
博多駅の集合場所からラウンジまで、複数のスタッフがリレー式で荷物をもちながら我々を連れて行ってくれました。
ラウンジではピアノの生演奏の中、複数のスタッフが迎えて下さり、「いよいよ特別な旅が始まるんだな」とという気分になりました。
また、ラウンジから、ホームに降りて乗車するまでの間も、我々2名のために1人スタッフがついていて下さいました。
乗車後も車内ですぐに車内クルーが来て下さりました。
このように、旅が終わるまで手厚くサポートして下さり、まさに2日間「おもてなし」でした。

「車内・部屋について」
クローゼットには、あらかじめ宅配で送ってあった荷物が既に入っていました。これまでの寝台列車にはない感じが新鮮です。

冷蔵庫には飲み物が予め入っており、部屋に備え付けの電話でフロントにコールすればいつでも追加分も持ってきてもらえます。
アルコールも冷蔵庫に初めに入っている分は無料でした。（第四期からは基本的なアルコールも飲み放題になるそうです）

ぱっとみた感じ、・ポット、お茶のパック、ＴＶ以外はホテルにあるようなものはそろっているのではないでしょうか。
※ホットドリンクは頼めば無料でルームサービスしてもらえます。

wifi（無線LAN）は、ホテルと同じくパスワードを入力すれば気軽に使用可能。1泊2日ではトンネル区間以外は、速度の違いはあれどほどんどの区間で繋がりました。

また、空調がタッチパネル。これまで乗ってきた鉄道個室でも初めてでした。

我々の部屋は、車両の真ん中という事もありますが部屋の中はとにかく静かで、揺れもとても抑えられています。
ただ、揺れについては、ほかの部屋の方に聞くと、車両の端の部屋は、中央にある部屋より多少揺れるようです。

ななつ星は駅での長時間停車が多く、散策コースなどコース行程上正式に降りられる駅以外でも、ホームに出て外の空気を吸ったり記念写真を取れる駅が何駅かありました。

「シャワー・洗面」
洗面台は、有田焼の陶芸家で人間国宝でもある十四代 酒井田柿右衛門の遺作です。
洗面鉢の色合いがとても素敵でした。

また、鏡の扉を開けると、アメニティが入っています。
歯ブラシ、シャワーキャップ、ボディタオル、ハンドタオル、ボディソープ、シャンプー、リンスなど、列車としては大変充実しています。

シャワーは、ヒノキが使われており、実際に入るとヒノキのにおいが香ってきます。
また、シャワールームの中に椅子があるので、座りながら体を洗うこともできます。

国内の他の寝台列車のようなシャワーの連続使用制限が無いのもよいですね。24時間いつでも使用可能です。

お湯の出も、特に違和感なく安定して出ていてとても快適に使用できました。

バスタオルも大きくてしっかりしたものが備え付けてあります。

「車掌さん・クルー」
ちなみに車掌さんは、「ななつ星」のみでほかの列車には乗務していないそうです。昔でいう、いわゆる「専任車掌」のようです。
車掌さんの特別なななつ星仕様の制服でした。
そして、ななつ星の車掌さんは、客車の連結作業をしているかと思えば、車内で配膳の手伝いもやっていました。
乗客との、心の連結作業もしている、という訳ですね。

また、クルーの方も沢山乗っており、とてもきめ細かくお世話してくれました。

「食事」
個人的な感想となってしまいますが、どの食事も「本当に美味しかった」です。
うまい表現ができないのが残念ですが、どれも沿線のホテルや旅館の料理人が腕を振るった創作的な料理ばかりで、見た目も味も楽しめました。
また食事以外にもティータイムなどもありますので、乗車中の全体のボリューム的には少し多めだったかもしれません。

ちなみに、ランチョンマットや、テーブルのちょっとした飾りなども季節ごとにかわるそうです。

「さいごに」
乗車後は、また博多駅のラウンジで休憩後、お別れとなりましたが、最後までクルーの方に話しかけて頂いたり、記念写真を撮って貰ったりしました。
本当に忘れられない鉄道旅行となりました。

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